兵庫県議会改革 課題あれこれ2014-07-05 21:11

野々村竜太郎県議が使用した政務活動費の不自然な交通費の問題が連日報道されていますが、その他にも大量に切手を買ったり、マックスバリューで連日のように事務用品を買っていることが、収支報告書に添付された領収書やカード会社からの請求書から見えてきます。
切手は何に使ったのか、そしてマックスバリューではどのような事務用品を買ったのか明らかにする必要があります。
再発防止策として、領収書の添付公開を進めると共に兵庫県議会では義務化されていない視察報告書を提出させること、切手の購入は使途を明記すること、MR現在公開されていない会計帳簿を公開させることなどが必要です。


今日も朝から、フジテレビ(8ch)新報道2001(日曜日朝8時~)、同Mrサンデー(日曜日午後10時~)、日テレ真相報道バンキシャ(4ch 日曜日18時~)、日刊スポーツ、週刊新潮、週刊文春の取材を1日かけて受けました。明日は、モーニングバードの取材です。
記者には議会改革につながるようコメントを伝えており、今後の県議会改革をリードしていきます。

会派代表会で議長から辞職等勧告の際の「野々村議員」の発言(7月7日)2014-07-07 22:19

 この度は、正副議長をはじめ各会派・無所属議員の先生方に対しまして、多大なるご迷惑をおかけいたしましたことに、心からお詫び申し上げ、陳謝申し上げる次第であります。
 今後の政務調査活動に当たりましては、誠意を持って対応することとし、既に提出しました政務調査費、政務活動費収支報告書の全てのものにわたりまして、事務局の再調査・点検に誠意を持って協力させていただきます。
 さらに、その結果として、不適切であったもの、また説明がつかなかったものについては、過去に遡り、全ての政務調査費、政務活動費につきまして返納致します。
 さらに、県議会に多大なる混乱を生じさせて責任を取り、議員辞職を念頭に置いており、今後の対応については、改めて議長にご相談させていただき旨、申し述べます。改めて、議員の皆様方に心からお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません。

他の兵庫県議も切手を大量購入! 最大年144万円2014-07-09 20:40

 野々村議員だけではなく、他の議員も切手を大量購入していました。2011年度、2012年度で切手を購入していることが確認できた人は、10人で合計約400万円。
 切手の領収書は、使途を証明するものではなく、大量購入は問題があります。大量に県政報告ニュース等を発送するのであれば、郵便局の料金別納制度を使えば、切手を貼る手間も無くなるし、領収書もきちんと発行してもらえます。
 10人の資料を見ると、県政報告紙郵送料と記載をしており、金額が少額の人もおり、大きな問題はないだろうと想像します。
 一方で野々村議員に匹敵する年144万円切手代に充当している自民党議員がいます。その方は、野々村議員同様、広報費の費目以外、資料に説明はありません。また、別の自民党議員は121万円を切手代に充当。政策の郵送費に使ったようです。
 虚偽ではないと思いますが、その使途を裏付ける証拠資料の添付が必要です。2人は共に年度末に切手を大量に購入しており、繰越は認められないので、年度内に切手を使い切ったのかどうかの確認も必要です。
野々村議員の支出だけではなく、兵庫県議会全体の検証が必要です。
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000005173.shtml

野々村議員への調査を打ち切り 県議会として刑事告発!2014-07-11 22:43

この間、議会事務局職員が、野々村議員に対し2度事情聴取を行ったのですが、カラ出張疑惑、大量切手換金疑惑、事務用品大量購入等について、野々村議員からのきちんとした説明は得られず、議会として、調査を打ち切り、野々村議員を刑事告発することを決めました。
そのやり取りの中で、政務調査費、政務活動費1800万円全額を返納する意思があることが表明されています。
本来、公人として、大人として、疑惑についてきちんと説明を行い、間違いを犯したのであれば、そのことを説明し、県民に謝罪をし、お金を返還すべきです。
実態は、説明せず、お金だけを返還するということは、許されることではありません。
県議会としても、もう少し実態を調査し、説得もしながら、真実を炙り出す必要があったように思います。
県議会としては、野々村議員に対し、刑事告発することを決めました。併せて、政務活動費のあり方について、代表者会メンバーを基本に検討会を立ち上げることを決めました。なお、野々村議員は、辞表を提出し、受理されたとのこと。

市民オンブズ尼崎学習会のご案内2014-07-13 16:28

尼崎市議会で議会改革が進められていますが、先進自治体からは随分遅れをとった議会基本条例の制定も検討がされるようです。

そこで、阪神間では、最も素晴らしい議会基本条例を持つ宝塚市で、その制定にも関わった寺本さなえ市議をお迎えし、議会基本条例を骨抜きにさせないために学習会を開催致します。
特別報告として、簡単な県議会政務活動費問題についても、ご報告致します。是非、ご参加下さい。

7月19日(土)午後1時半~4時
テーマ議会基本条例
講師 寺本さなえ(宝塚市議) 参加費 無料
報告 尼崎市議会改革について 田中淳司尼崎市議
   兵庫県議会政務活動費等について 丸尾牧兵庫県議
問い合わせ先 市民オンブズ尼崎 090-9167-4198